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2006年12月19日 (火)

祖母井さんのメッセージ

 今朝の日経に祖母井さんの手記「助け合う心、どこへ」が掲載されました。
 以前におっしゃっていた「ファミリー」という言葉は、どのような想いや考えで発していらっしゃったのか、よく理解できる内容でした。
 本当は転記してはいけない著作物だと思いますが、大変感銘を受けたので、以下、要旨と引用を記します。

 (ここからは要旨)

・ジェフに来て12年が経過した。
・来る直前に、阪神大震災に被災。生まれ育った街が破壊され、知人も失った。
・プロは言い訳が効かない世界。迷ったが、「子供の育成」に惹かれて決心をした。
・最近思うのは、自分に到底理解できない事件が毎日のように起きること。
・これらは、倫理なき、経済競争の所産に思えてならない。
・社会全体が、ヒューマニズムよりもエゴイズム、自己中心的な世界へ変化。
・助け合うことよりも、個人で生きて行かねばならない厳しい時代になってしまった。
・勝者のみを称えるプロスポーツも、社会の流れを後押ししているかも知れない。
・ユース育成からGM稼業に軸足を移した自分にも、忸怩たる思いがある。
・妻がカトリック教徒で教会へ出向く機会がある。
・ここには、みんなで助け合って生きて行こうという雰囲気がある。

 (ここからは引用)

 自分がジェフでやり残したと残念に思えるのは、そのような平和的な雰囲気を作れなかったことである。クラブの強化や運営だけでなく、人としてしなければならない何かをスタッフや選手、ファンに対して十分に問いかけられなかったことである
 これからの21世紀のスポーツに必要なことは、過激な競争社会から人間的な営みをスポーツを通じて取り戻すことだろう。ジェフも同様で、やみくもに優勝を目指し、人間的な温かさを失うようなことがあれば、意味のない活動になってしまう。
 最後に、ジェフを愛するファンへ。人に愛されるクラブづくりをサポートしてください。これまで長い間、ありがとうございました。

 

 「人に愛されるクラブ」というゴールイメージを言い換えると、例えば、野球ファンからも、音楽のファンからも、はたまた学校や会社から、地域から、日本全体から、世界から尊敬される、一目置かれる存在になって欲しい、ということでしょうか。
 ファンの領域で言えば、フクアリに駆けつける一人ひとりが、選手、スタッフ、他のジェフファンはもちろん、相手サポーターから見ても愛される、尊敬される、一目置かれる存在になっているかどうか。一般の千葉市や市原市民から見て、「ジェフファンは素晴らしいね」という存在になっているかどうか。相手チームのサポーターから見て、「ジェフのサポーターを見習いたい」と思ってもらえるかどうか。そういう存在になることを目指して欲しい、ということでしょう。最後に、非常に奥深い課題を投げかけられた、と思います。

 「人に愛されるクラブ」という基準に照らして考えれば、札ビラでただ選手を買い集めようとする、相手チームや選手に対する必要以上の罵倒、ゴール裏の分裂等々に対し、自ずとやるべき答えが見えてきます。

 祖母井さん。
 これまでの取り組みから、そして最後のファンへの問題提起まで。本当に感謝しています。
 本当に、本当にありがとうございました。

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今年はやっぱりカウンターで失点か・・・

 バルセロナはやっぱり凄いチームでした。

 決勝は相手の戦術に嵌ってしまいましたが、アメリカ戦で見せてくれたようなワンタッチ、ダイレクトを多様しながらゴールに迫っていく様は、やっぱり見応えがあります。どこまで本調子だったのか判りませんが、オフシーズンに来日して花試合をやるのとは明らかな違いがありました。

 相手がしっかりスペースを埋めながら高い位置でプレッシャーをかけてくる、これに対してどう仕掛けていくのか、どう崩していくのかという状況をもっともっと見たかった。要は、今年、フクアリで何度も遭遇した場面の再現。あの状態をバルサだったらどうする、を見たかったということです。という訳で今回は、バルサ≒ジェフ、インテル≒スペースを埋めてプレッシャーをかけてくるチーム(今年で言えば、大宮、新潟、広島・・・等々)と位置づけてゲームを見ることに・・・。イニエスタはキャプテンかな、デコは勇人、ジュリは水野だろう・・・とか言いながら、選手置き換えて観戦したらこれが結構楽しかった。ついでに、2バックの状態でカウンターを一発喰らう、という今年のジェフを象徴するようなオマケまで付いて、何で今年はこんな場面ばっかり見るんだ、と憤慨したり、納得したり・・・。エレガントでダイナミックなサッカーも、現実的なサッカーを徹底されると結果が出にくいものだ、とあらためて感じ入ってしまいました。

 程遠いかも知れないけれど、ジェフがやってきている方向の延長線上の一つに「バルセロナ」というチームがある。
 残念ながら、祖母井さんの新たな挑戦が発表になってしまいましたが、これからも、ここ数年魅せてくれているジェフらしいアイデンティティを変えずに、それをずっと追求していってもらいたいと思います。

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2006年12月13日 (水)

ホントに疲れる・・・

  サッカー選手の定年は、相当に頑張っている、あるいは頑張った選手で40才。これに対し、一般企業の定年は60才。この比率で言えば、サッカー選手の20才は企業では30才。25才の選手は企業では30才後半。つまり、サッカー選手は普通の社会人のおよそ1.5倍のスピードで生きている、と言うことができます。キャプテンへのオファーは、ジェフが企業だとすれば、生え抜きでやり手の40才部長に対し、ライバルの大手企業が年収倍増を条件にヘッドハンティングを仕掛けた状態、ということでしょう。

 では、この状態に、生え抜きでやり手の部長はどう対処するのか。
 社会人としてのキャリアからすれば、こんな話しはそう滅多にはない。現在所属している企業の経営陣の考えがどうこう、同僚、部下たちの想いやポテンシャルがどうこう言う前に、まず、こんな機会はそう何度も訪れないと思うでしょう。そして、高い評価を得られた自分を少し誇らしく感ずると同時に、新たなチャレンジへの期待が湧き上がってくるのではないでしょうか。

 自分の仲間がこういう状態になったら、或いは、自分がこの立場に居たらどう考えるだろう。こんなこ経験をしたことがありませんから何とも判りませんが、仲間へのオファーであれば、新しいチャレンジを積極的に勧めるような気がします。自分の場合は・・・ちょっと判りません。でも、今回のキャプテンへのオファーは、それくらい価値のある話しだと思います。

 それにしても、もし、阿部選手が移籍してしまったら、相当に辛い事態に陥ることは間違いない。
 加えて、阿部選手と同じように移籍をする選手がいるかも知れない。
 ここ数年、イビチャ・オシムさんによってチームが大きく成長し、これまでにない高い実績を上げることができた。そして、何よりも大切な「ジェフサッカーのアイデンティティ」を、おぼろげながら形作ることができた。ここから大きく成長するために、さらにリスクをかけて先行投資を行うか、この辺りで半歩下がって再び力を付け、数年先のチャンスを狙うべきなのか・・・。

 いずれにしても、毎年恒例とは言え、ホントに疲れますね・・・。
 もう少し心穏やかに過ごしたい年末です。

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2006年12月 1日 (金)

やっぱり少し足りない

 せっかくチケットを購入したのに、事情が重なって小瀬まで行けず・・・。
 ようやく先程、甲府戦の録画を見終わりました。

 確かにおもしろいゲームでしたが、やっぱり、ミスが多さが気になりました。
 特に、ビルドアップして攻撃を組み立てている最中に、プレッシャーを掛けられてミスをする、そこからボールを奪われてカウンター、というパターン。これが、このところずっと変わりなく続いているように思います。ジェフが得意のサイドへ展開すると必ず複数で潰しに来る。プレッシャーを掛けられれば、誰もがミスをしやすくなる。だから、ワンタッチ、ダイレクトで早めに反対サイドへボールを廻す。それができればもう少し余裕が出きるはず。もしくは、サイドへ出さずに誰かが中央付近で一旦ボールを引き出す、開いたスペースへ二列目、三列目が飛び出す、というような動き。こういった動きをチーム全体でできれば、もっとチャンスが作れるはず・・・。要は、意図的にスペースを作ることができるかどうか、ということが次のステージの課題のように感じます。
 そうだとすると、次のステージをクリアするための最大のポイントは、プレイヤーの質。これを何からの方法で高める以外に方法は無い。具体的には、今のプレイヤーの質を高めるか、質の高いプレイヤーを補強するか、どちらかしか方法はありません。

 やっぱり、もう少し予算が必要なのかな。
 多くは望まないけれど、あと4~5億円あればもう少し何とかできそうな気がする。
 フクアリで前年より平均動員数が30%くらい伸びていますが、使用料や警備等の経費を差し引くと、多分、利益ベースではあまり変わらないか、多少上回る程度。昨年よりも順位が落ちてしまっているからその分のマイナスを考えると、昨年と比べて利益はトントンでしょう。あとは、全てのホームゲームを満員に近い状態にして2.0~2.5億円程度プラス。QBハウス様やサミー様級のスポンサーを一つ二つ獲得できたとして、更にプラス1.0億。さらに、グッズの類やなんやで何とか使えるお金を増やさないと次に行けない・・・。フロントにはキーとなるプレイヤーの契約をきちんとキープしてもらって、スポンサーを獲得してもらう。我々ファンは、チケットを買って、グッズを買って、そして、何よりも友人、知人を何とかしてフクアリへ引っ張り込み、定着させる・・・。

 プレイヤー、クラブ、ファン各々が少しずつ足りないものを補わないと・・・。
 「水を運ぶ選手」に加えて、「水を運ぶフロント」や「水を運ぶファン」ってのも必要なのかも知れません。

Kif_0034

使えなかったチケット。
青木君のゴールを見たかった・・・。

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