・・・のようなサッカーをしたい
人によって感じ方は違うと思いますが、やっぱり浦和のサッカーは好きになれない。せっかく日本を代表して戦っているんだし、負けたっていいから「日本のサッカーはこういうものなんだ・・」、「あんなサッカーをしてみたい・・」と賞賛されるような内容であって欲しかった、というのが率直な印象です。ミランに勝つためには、「引いて固めて、カウンター一発」しか方法がないと判断したのかも知れませんし、ある意味では、ミランの決定力不足から後半の途中までそれが成功していたとも言えるでしょう。だけど、負けたって何も失うものはないんだから、リスクを賭けて前に行く、スペースを作って飛び出す・・・にもっとトライして欲しかった。実際にそういうサッカーをしている時だってある訳だし・・・。結果は1-0でしたが、個人的には「これでは当分は差が埋まらない1-0」だったと思います。
何事にも、「プロセス」と「結果」がありますが、どちらを重視するかは、「にわとりと卵」みたいなもので、取り巻く人々の考え方や人生観によって違ってきます。チームのアイデンティティも、関わる人たちの考え方や人生感の積み重ねが歴史となり、アイデンティティに固まることによって作られていきます。もちろん、どんなチームだってタイミングやシチュエーションによって「プロセス重視」と「結果重視」を使い分けるという前提はあります。ただ、敢えて二つに分けてしまえば、「プロセス重視」は、バルセロナやマンチェスターU、ブラジル代表、そして数年前の磐田やG大阪。「結果重視」は、昨年のレアルや数年前までのイタリア代表、浦和がその典型でしょう。共通しているのは、「バルセロナのようなサッカーをしたい」とは言われるが、反対は、・・・ということ。
今年のJリーグでは、「プロセス」にこだわり続けた甲府や広島、そしてジェフも結果がでませんでした。でも、狭い地域でのパス交換から局面の打開を図る甲府、攻撃時にはCB一枚をサイドへ出してよりフォローを厚くする広島、追い越すサッカーのジェフ、それらを一つ上の段階へ昇華させたG大阪・・・個人的には、この辺りの延長線上に「日本のサッカーの形」があるように思います。
ですから、社長には、簡単に「オシムさんのサッカーにはこだわらず・・」とは言って欲しくない。土台を壊してしまったら何もなくなってしまう。大事なことは、培った土台の上に新しいものを作り上げていくこと。次期の監督、コーチはそれができる人にお願いしたい。
(これまでも少しだけあったけど)将来も、「ジェフのようなサッカーをしたい・・・」と言われるようになるために。
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